鼻プロテーゼ挿入による隆鼻術、鼻プロテーゼ+鼻尖部への自家組織移植による複合的な整鼻術などについて、詳しく解説しています。
鼻はその構造上3つの領域(鼻根部(眉間の下の部分)、鼻背部(鼻筋の部分)、鼻尖部(鼻の一番先端部分))に分類されます。
もっとも多い改善要望としては、鼻根~鼻尖部に至るまで鼻全体を高くしたいというご希望です。
その他にも、鼻の付け根部分のみ、付け根~鼻筋、鼻筋のみ、鼻の先端のみ、など多様な希望があります。
隆鼻術において、様々なご要望と以下のポイントを総合的に判断してデザインを決定することが必要です。
鼻単体で判断をしない。
正面顔の内眥間距離、鼻長、鼻尖・鼻翼幅などを計測し、把握する。
横顔では、前額、口唇、頤との関係を重要視する。
以上を、総合的に判断して手術計画を立てます。
まずは、理想的な鼻プロテーゼの挿入位置を皮膚上にマーキングします。
その際もっとも大切なことは正中ラインをしっかりと見極めることです。
皮膚にマーキングする際に両内眥間(目頭と目頭の間)中央点(A)と、唇の中央点(C)(口唇が偏位している場合には鼻柱基部(B))を基準点とし、A-BないしはA-Cを鼻スジ正中ラインとします。
切開の方法は。隆鼻術単独で行う場合と、鼻尖形成術等の併用手術を行なう場合とで、またI型、L型など使用インプラントによっても切開部位が異なります。
ただ、いずれの場合も鼻の内側からの切開のため、傷跡の心配はありません。

鼻プロテーゼの挿入予定位置にポケット作成後、鼻プロテーゼを挿入しますが、鼻プロテーゼを鼻根部まで挿入します。
挿入後は視診(正・側面)、触診にて、鼻のプロテーゼの厚み・大きさが適当か、形状はフィットしているか、偏りなく正中に入っているか、反転・屈曲していないか等、慎重に確認します。
術後は2~5日間、スキントーンテープによる固定(腫脹防止目的)を行ないます。抜糸は術後5~7日目です。腫れに関しては、大まかな腫れは5~10日間程度です。
現在、L型鼻プロテーゼを使用した場合に起きる様々な問題点が明らかになってきておりますので、基本的にはI型プロテーゼによる隆鼻術を行っています。
では、鼻先もしっかり高くしたい場合にどうするかというと、鼻先には自分の組織(軟骨)を移植して鼻尖形成術を併用しております。
軟骨は簡単にとれる耳の軟骨を使用することが多いです。